マイクカプセルの加工(自作) | 函の函

マイクカプセルの加工(自作)

前回「マイクカプセルから直接バランス信号が取り出せる」と豪語し、回路図を提示しましたが。
いや、そりゃ回路図は誰でも書けるよ。実際はどうするの?が問題でしょ。
というわけで、その加工の流れを撮影です。

まずWM-61Aの元の回路図はこれ

wm61a_cut

ということは、ここを切れば良いのだね。

じゃさっそく加工しましょうIMG_2304

バイスで固定してIMG_2305

カッターで削ります。IMG_2306IMG_2307

そんで、ちゃんと切れているかテスターで測ります。IMG_2311

おっけですね。

あとは各所にケーブルをはんだ付けすればよろしい。
アースの部分が付けにくいんだけど何とか頑張ればよし。
さて、賢明な読者の皆様はもうお気づきでしょうが。この加工、一時すごく流行したWM-61Aのソースフォロアーの改造加工と同じなのですよね。もちろんソースフォロアーとしても使えますが、ソースフォロアー・・・あまりよくないですね。
ソースフォロアー、どうしてもS/N(signal/noise)がよくなりませんでした。
まあ、構造を考えればS/N悪くなるのは当然なのですが、みんな「ソースフォロアー、よい、よい」言うから私も結構実験しましたけどダメでした。やはりここは自分を信じて「ソースフォロアーはS/Nが悪い」という結論です。
ところで、今更ですがソースフォロアーってなんじゃらほい?。で、ちょっと説明などしましょう。
う~ん、まず今回カプセルに使われている半導体素子のFETですが、端子は3本の半導体で、各端子の名称は「ソース」「ドレイン」「ゲート」となっておりまして。元の回路はゲートから入った信号をドレインから増幅して取り出すというものですが、ソースフォロアーはそれをソースから取り出す回路なんですね。
で、その信号の大きさがゲートと同じで増幅されず、あたかもゲートをフォローしているように動作するのでソースフォロアーという名前なんです。
増幅もせんとなんでそんなことスンのといいますと、それはインピーダンスの変換のためなんですが、インピーダンス・・これも説明するの?いや聞かなかった事に・・・メンドイ。
ちなみにこのカプセルでソースフォロアーにすると、音量ピーク時の飽和の緩和に役立つといわれています。確かにそのようになるのですがS/Nが悪くなるので私的にはNGですね。優先順位としてはクラでは音量ピークよりS/Nの方が重要ですのでね。
というわけで、とりあえず無事カプセルの加工はできました。
あとはガワに搭載してケーブル引き廻してバランス入力専用プリアンプ部にジャックインや!

で次はバランス入力専用プリアンプ部の制作ですね。

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