子供の頃からスクーターが好きでした。
10代の頃からスクーターには乗っていましたが、オートバイには縁がありませんでした。
ある時、「オートバイも面白いから乗ってみな!」との有難い言葉を掛けてもらい、
ヤマハRD50という古いバイクを譲ってもらったのです。
それからは、スクーターとオートバイどちらも大好きになりました。
初めて見たRD50の印象は、決して良いものではありませんでした。
エンジン不動・ブレーキ固着・サス錆び錆び、その他諸々の箇所がダメな状態だったのです。
素人の私には、お手上げの状態でしたが、譲ってもらった先輩に指導してもらい、
何とかRDの息を吹き返す事が出来たのです。
特にフロントフォークは錆びと泥でグズグズの状態でした。
それまで、スクーターしか触れた事のない自分は、フォークの意味合いも構造も深く考えず、
ボンスターと556でゴシゴシ磨いていました。(ボンスター最強です。細かい目の番手はなかなか手に入らないのですが。)
見た目は悪いですが、オイルシールも変えていないのに不思議とオイル漏れもせず、4年間普通に使っていました。
磨く時、縦方向ではなく回転させながら横向きに磨いたのが良かったようです。
今ならば再メッキや高性能ケミカルなどを使い、綺麗にすることも可能です。
しかし、当時は兎に角動く事が嬉しくて、見た目ボロボロのままサーキットでの体験走行もしてしまいました。
RDを引き継いだ私は、今でも手直しをしながら乗っています。