映画「アーロと少年」を見てきた。
~【注意】以下この作品に関してネタバレを含む箇所があります【ネタバレ】~
公開したばかりということもあり、劇場は家族連れやカップルでほぼ満席だった。
本編が始まる前に「ボクのスーパーチーム」という短編アニメーションが上映された。
実話に基いた作品らしく、途中からの内容が超常過ぎてどの辺りが実話なのか良くわからなかったが
恐らく父と息子のやり取りの部分だけが本当の話なのだろう。
無神論者の多い日本では理解しづらい内容だったのではないかと思う。
作中に登場するヒンドゥー教の三神「ヴィシュヌ」「ドゥルガー」「ハヌマーン」のバトルシーンは中々に面白い。
さて、本編の「アーロと少年」の物語を掻い摘んで説明すると
6500万年前、恐竜が絶滅した最も有力な説といわれるのが隕石落下説。
もしこの隕石が衝突せず、
恐竜が絶滅しなかった地球で人類と共存する世界があったとしたら。
恐竜たちは言葉を話し、農業や家畜を育てて生計を立てているが、
一方の人類は言葉も話せずかなり原始的。
ひょんなことから出会った二人が冒険する中で
互いに信頼関係を築き大切な友達になっていくというお話。
旅の途中で出会ういろんな恐竜たちも個性的で
左)ナッシュ
中)ブッチ
右)ラムジー
牛の放牧をしながら旅をしている
遊牧民族みたいな暮らしをしているティラノサウルスたち。
この真ん中の声を担当しているのが松重豊さんでカッコいいのだ。
普通なら肉食恐竜と草食恐竜だからアーロが食べらてもおかしくはないのにとても親切で
アーロはこのティラノサウルスたちと出会ったのをきっかけに逞しく成長する。
様々な困難を乗り越えてハッピーエンド!ってところで
お別れがあるというのがディズニーのお約束。
とても感動しましたよ。
ですが鑑賞中に始終気になってたことがありまして。
隣の席にお父さん・お母さん・娘さんの3人家族が座っていたんですが
(おそらく3~4歳くらいかな?)その娘さんがずっと
「こわいぃぃい!!」
ってずっと泣きじゃくってました。笑
確かに少しハラハラする場面とかあるし、少し多感な年ごろなのかな?と思っていたら。
「きょうりゅうがこわいぃぃい!!」
夢と希望を与えるディズニーの恐竜がこの少女には恐怖とトラウマを与えていました。