glow(keeno)演奏技術解説04 編曲方針はこうして決まった

glow(keeno)演奏技術解説第4回目です。

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さて、前回解説した26小節の続き、27小節から29小節までですが。ここは端的に言いますとサビへ入るまでのすべての総決算といいますか、今までの物語 がここですべて精算される感じです。で、編曲的にはベースの下降進行でサビへの期待感たっぷりな終わりかた、表現的には赤枠aのG#が永遠に続くかのよう なピアニシモのロングトーンで締めです。

実はこの曲、最初に方針を決めたのはここの部分だったのです。
とにかくここの永遠に続くロングトーンをやりたかったのです。

後はすべてがここの表現に従属するアレンジとなっていったのです。ここに続くサビの部分など特に影響を受けた編曲、演奏、表現となっていきました。おかげでオリジナルとはかなり違う趣のアレンジとなりましたが私的には満足です。

さて、ではどうしてこんなアレンジを思いついたかと言いますと、この動画の演奏に感動しまして

みなさんご存知の、ピアニート公爵のライブ「ガンバスター幻想曲」です。
この曲の15:53で示される音が消えるまで続く和音。この物語の時間の経過を物語る、長く長く長い・・・永遠に続く弾きっぱなしの和音の音。
コレにやられました。

コレは俺もやるしかないと。

もちろん、「ガンバスター幻想曲」の長いロングトーンと意味はまったく違いますが、「弾かない表現」ということを再認識させられて、ぜひ自分の作品にも取り入れたいと考えていました。で、この編曲が生まれたわけです。

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