修理は続くよどこまでも(AU-X11)

ファイナルトランジスタファイナルトランジスタ放熱器もう・・なんだかなぁ。この状態、みんなどう思う。業者さん修理うまくいかなくてテキトーになっちゃたのかなぁ。
気を取り直して修理後のテスト中メイン基盤テスト
メインキバンテスト全景今回起用したファイナルトランジスタ
でコレが今回起用したファイナルトランジスタ。やっぱりファイナルダメだったよ・・。4個中3個死んでおった。

さてこのサンケンの石。2SC3264 2SA1295 どちらもチョット変わってる石。というか元々の石の最新後継種という位置づけの石だと思います。この石はなんとオリジナルと同じLAPTという技術で作られた石なんですよ。で、最新ゆえにオリジナルより性能が良いのであります。
まあパッケージが違うんで実装が大変でしたが、なんと!なんとオリジナル放熱クーラーへ手を入れずに実装できました!しかもうれしい事に定数を変えずに性能が出せました!
ということは、もしオリジナルの石を手に入れることが出来たなら、そのまま元に戻せるという・・・。なんという俺とくボーナス。

さて、ドライバ段のトランジスタは測定した結果hfeがだめなものがあったしキモイので全交換。他にもトラ交換してます。入力のFETはそのままいけました。CAPは全交換です。それからSVと表示のある、たぶんダイオードとか直列にして4Vほど稼いでいるやつをLEDに交換しました。そうそうトリマVRも交換です。これアンプではオープントラブル起こすと非常に怖いんで必ず交換してます。もっともそういう危ない設計スンナというのが本音ですが。まあ古いととにかく調整もしづらいですしね。

で、肝心の燃えちゃった原因なんですが。どうやら発振が原因のようです。
なんかSANSUIさんフィードフォワードっていうテクノロジをこのアンプへ導入したようなのですが、多分発振しやすいのでしょうね・・・・。アースのちょっとした引き回しで発振してました。
シビアなセットアップは民生機器では寿命が縮むよね。ネガティブフィードバックのキャパシタとなんだっけ・・出力にぶら下げる抵抗とキャパシタの回路の名前。ど忘れした。のキャパシタ交換して直ったかな?
とりあえずファイナルトラつながないで負荷テストしてうまくいくか様子見ですね。

ところでいい忘れたけどこのアンプ、サービスマニュアル手に入らなかったのよね。だから修理、色々大変でした・・・トホホ。

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