ADCって何だPCM1804

必要に 迫られて ADCなるものを作りはべりぬ。

なんといいましょうか、わたしデジタル回路なる物は避けて通りたかったのですが、やはしそんなわけには行かず作る事となりました。
DAC は皆さんよくご存知でしょう。じゃADC ってなんですか?
ADC. アナログ-デジタル変換回路 (analog to digital converter)の事なんです。つまりDAC の逆ですね。
普通のオーディオユーザーには縁のない機器と思いますが、私のような録音をする者にとっては馴染み深いコンバーターなのですよ。てゆうか普通録音のときしか使わない機材です。

で、私はマイクプリとかアンプとかマイクとか作るくせに何でコイツ(デジタル回路)は避けたかったと言いますと、もちろん作るのが大変だからですよ・・・。いえ、正確に言うと作るのに別の手間とお金がかかるせいなんですよ。
性能の良いデジタル機器を作るには、どうしても避けて通れない関門がひとつありまして、とはいっても昔に比べたらそのハードルはだいぶ低くなったのではありますが。え~基板を作らなければならないという事です。
??? いつも作ってるじゃん。
違います、チャントした、基板、ユニバーサル基板とかじゃないチャントした多層基板の事なんです。

なんというか、アナログ回路とデジタル回路、色々違いがあるんだけど実装上で一番厄介なのはデジタルが扱っている高い周波数なんですよ。
アナログはせいぜい 1MHz まで気を配ってればいいのですが、デジタルは 100MHz くらいまで気を配らないといけないんですよね。
周波数が高くなると色んな問題が一挙にぶわーっと押し寄せてきます。基板もベタアースで覆わないとまともに動く回路がくめましぇん。それにとにかく距離が問題になって、ちっさい場所に表面実装パーツでガチガチに固めないと性能が出ないんですよね。
まあ、そんな問題をクリアするには本物の基板を業者へ発注するしかないのですよ。ある程度のロット数でね。もうそうなって来ると個人の楽しみで作ることが難しくなってきちゃうので、デジタルは避けたいのですね。
もちろん世の中にはそういう問題をクリアして果敢に基板製作からしてらっしゃる方たちもいます。具体的にはある程度のロットを発注して、自分が使う分以上のものをネットで売って赤字にならないようにすると・・・。大変です。

まあ、泣き言はここまでにして「じゃホントに性能でないの?」という素朴な疑問に答えるために、作ってみました。

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オイ・・・・・話がちがうじゃねーか。OPDECO Studio4 ってそれなんてエロゲじゃなくて、それなに?

いやいや、コレ、ガワだけっすよ。中身はホントオレの自作っすから。

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ほれ、嘘じゃないっしょ。

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