まあ・・・もちつけ。検討しよう

前回、なんか舞い上がっていましたが、良く見れ・・・。ノイズフロア平均でも1~2dBしか違わねじゃねえか。そんなん測定誤差だ。ということはほぼ同じ性能と考えてよいのだろうか。チョト待て、もともと両者のADCチップの性能差はどのくらい有るのだろうか。
まず DSP2改 は AK4528 という旭化成のチップ。旭化成って繊維屋のイメージ強いと思うけど、実は日本のメーカーで唯一ADC/DACの分野で海外勢に対抗しているチップビルダーなのですよ。データシート日本語で新鮮です。

s_AK4528

そんで自作に使ったPCM1804はバーブラウン製。っとTI に買収されたんだっけ。ブランド名だけ残したんだよな。

s_PCM1804DATASeet

うん、こちらは安定の英語でつね。てゆーかいつも思うのだけど英語のデーターシート、こんなんが31ページもあるんよ。ホントなみだ目ですよ。でも読まないとまずいしねぇ。まあ、日本語にしてもカタカナの連発でかえってわけのわからない日本語になることが多いので英語でもいいんですけどね。

で、Dynamic Range を比較すると108dBに対して112dBと4dBしか違わない・・・なんていうと作った人たちに怒られそうですが(実は自分もこのレベルでは1dB下げるのに躍起になります。それくらい大変でつ)、ということは実際の差はデータどおりと言えるでしょう。

うむ、やはり結構よく出来ているのだな。しかし、もちろん一発でそんな結果を出せたわけではありませんでした。いろいろ試行錯誤した結果なのです。

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