glow(keeno)演奏技術解説02

glow(keeno)演奏技術解説第二回目始めます。

楽譜&TABのダウンロード

s_glow05

4小節目から赤枠で囲ってあるところ、オリジナルを聞いてもらえば判るのですが、ここの流れリズムが取りにくいのです。
オリジナルはドラムがあるのでそんな大変な感じはしませんが、ソロギになるとアウフタクトのフレーズが突然難しくなります。リズムイメージを明確に持つことが大切です。手をたたきながら歌ったりして練習するのも有効です。
ほ んとは編曲的にリズムを取りやすいアレンジも出来るのですが、曲の雰囲気のためにあえて難しいアレンジをしています。つまり、たとえばベース音を小節あた り4つたたけば非常に弾きやすくなるのですが、あえてそのようにしていません。私のアレンジはあえてそういう難しいアプローチをすることが多々あり、この 曲もそんなギミックが満載です。自分のイメージする編曲のためには仕方ありません。

s_glow07

次はこの赤枠、12小節目のEの音、上にchとありますがこれは右手小指のことです。別に小指じゃなくても弾けるのになぜここで小指をあえて使うのかと言いますと、もちろん音色表現のためです。
この曲のオリジナルを聴きますと各赤枠のchで弾いてる部分は、イントロから続くモティーフのギミックといえるものでしょう。
言葉で表すのもなんですが「ピンポーン」という感じの装飾をこの曲はメインテーマにあわせてずっとつづけているのがすごく印象的で、ここは私も絶対表現したいと思っていた部分なのでした。
「ピンポーン」・・・これを表すために中声でメインメロディー、メロディー表現のためのハーモニックスとテク満載の上「ピンポーン」を音色上で際立たせるために小指を使うという孔明の罠。
おま・・・どんだけ。とミドルテンポの曲なのにすでにくじけそうなくらい難しくなってしまい私もいささか練習しなければ弾けませんでした。クラ弾きはあんま右手小指使わんのでね。
まあ、そんなわけで難しくはなってしまったのですが、私的に十分満足のいく編曲となりました。

「ピンポーン」

いいなぁ・・・・。

Comments are closed.